乳腺外来(乳がん検診)
間違えやすい乳がん以外の乳房の病気
乳腺症
乳腺症は、乳腺外来を訪れる患者さんの中で最も多い病気です。来院される際には、"痛みのある乳房のしこり"という自覚症状を訴えられる方が多いですね。しこりができる場合もあることから、乳がんではないか?と疑われることが多いのですが、乳がんとは違い、良性のものが多いのが特徴です。
症状は片側または両側の乳房のしこりで気付くことが多く、それに加えて、乳房に痛みがあります。この痛みは月経前に強くなり、月経とともに軽減することが多いようです。しこりの性状も軟らかいもの、硬いもの、その混合したものなど多彩です。
患者さんによってはしこりは触知できず、周期性の痛みだけを訴えることもあります。これは乳腺症の中で乳腺痛症といわれるものです。また乳頭から分泌物(白色、白濁しているもの)が出る症例もあります。
「乳がん」についてのお話
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