歯学博士の「歯」と「身体」のお話
8020運動について
歯科における、8020運動とは、
「80歳になっても20本以上、自分の歯を保とう」という運動です。
この標語は愛知県歯科医師会が製作したもので、 現在では世界の歯科医師会の標語となっています。
智歯(親知らず)を除く28本の歯のうち、 少なくとも20本以上自分の歯があれば、 ほとんどの食物を噛みくだくことができ、 おいしく食べることができます。
しかし現状では、 平均5~6本の歯しか残っておらず、主に前歯が残るようです。
人間の歯根の数は、前歯1根、小臼歯2根、大臼歯は3根で、
その弱い1根の前歯が残るのは、
歯磨きが比較的容易だからとの説があります。